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Chinook Salmon チヌークサーモン 
別名:(キングサーモン、スプリングサーモン、ますのすけ、ブラックマウス、タイイーサーモン)
キングサーモン、マスノスケ、チヌークサーモンGuidance
●リミット 62cm以上を1日2匹まで
●寿命 2〜7年
●サイズ 平均 10ポンド
●釣期 周年




サーモンの中では、最大級100ポンド(45kg)を超すこともありますが、通常釣れるのは、5kg〜10kgが平均です。まれに40ポンド(18kg)を超える大物も釣りあげられます。サーモンの中では最も長生きをし、最長7年間生きることもあり30kgを超える大物に成長します。学名はチヌークサーモンですが、カナダではスプリングサーモンと呼ばれ、アラスカでは、キングサーモンと呼ばれます。いずれも同種類の魚で、地域によって違う呼び名があります。
食性は小魚を主食とするので鋭い歯があり、歯ぐきは黒色です。ブラックマウスと呼ばれるのはこの歯ぐきの色から口が黒く見えるからです。そのほかの特徴としては背びれ、尾びれに黒い斑点があります。成長は早く3年間で10kgまで成長します。バンクーバー島の近海では一年中生息しているので、年間を通して釣ることができるサーモンです。大型のチヌークサーモンは、産卵回帰の始まる6月から9月にかけて回遊してきます。12月から5月にかけては、型は小ぶりですが、近海に生息しているチヌークサーモンを釣ることができます。冬場に釣れるチヌークサーモンを別名、ウィンタースプリングと呼ぶこともあります。
通常深いタナを回遊していることが多く、水深30m〜70mを釣る必要があります。粘りのあるファイトは他のサーモンとは比べ物にならないほど強く、最後まで激しくファイトし、釣り人を魅了します。

チヌークサーモンは、ほかのサーモンに比べ脂分が多く刺身や塩焼き、西京漬け、塩サケ、スモークサーモンとあらゆる料理に向いています。king





Coho Salmon コーホーサーモン
別名:(シルバーサーモン、銀ザケ)

コーホサーモン、銀ザケ、シルバーサーモンGuidance
●リミット 30cm以上の標識放流魚を含め1日2匹まで。
(標識放流魚は、アブラビレを切除された孵化場から放流されたサーモンです。2014年から、アブラビレのあるコーホサーモンも1匹キープ可能になりました。)
●寿命 3〜4年
●サイズ 平均 5ポンド
●釣期 6〜10月


平均寿命は3年ですが、まれに4年生きることもあり、最大で20ポンド(9kg)程度になるサーモンです。学名はコーホサーモンですが、日本では銀ザケ、アラスカではその銀色の魚体からシルバーサーモンと呼ばれます。4〜5月に釣れる小型のコーホーをブルーバックといい、6月より型の良いコーホーと呼べる魚に成長します。食性はエビなどの甲殻類のほか小魚なども捕食します。小さな鋭い歯があり、歯ぐきは白いろで、キングサーモンと区別ができます。食性が似ているためチヌークサーモンと同じ釣り方で釣ることができます。他のサーモンにないスピードでファイトし良くジャンプするので、スポーツフィッシングとしては、最高の醐醍味を味わえるサーモンです。稚魚は、1年間を河川などの淡水で過ごし、2年目に降海し、産卵をする年の夏に急速に成長、体重は3〜4倍に増えるほど荒食いをします。
通常浅いタナを回遊し、水深1m〜20mくらいで掛かってくることが多いが、まれに60mくらいのタナでも釣れることがあります。

コーホサーモンは、刺身や塩焼き、西京漬け、塩サケ、スモークサーモンとあらゆる料理に向いています。king





Sockeye Salmon ソックアイサーモン
別名:(レッドサーモン、紅ザケ、ヒメマス)
ソックアイサーモン、ベニザケ、レッドサーモン
Guidance
●リミット 30cm以上を1日4匹まで(年によって解禁にならないときがあります)
●寿命 3〜5年
●サイズ 平均6ポンド
●釣期 8〜10月(回遊不順の場合、資源保護のため、解禁にならない年もあります)



カニの、エビを主食としているプランクトンフィーダーで、日本近海まで回遊をして、カナダの河川に戻ってくる大回遊魚です。大きさは4年魚で3kg程度に成長し、まれに5年魚で5kgまで成長することもあります。魚を捕食することはないので成長段階では歯はほとんどなく、産卵のために河川に入ると大きな歯が出てきます。見た目はコーホサーモンとまったく一緒ですが、微妙な色の違いや、口を触ってみて歯があるかないかで判断できます。商業価値が高、数が多いソックアイサーモンは、サイズともに安定して良質なことから、職業漁師に好んで捕獲される種類のサーモンです。8月に大きな群れが入ると、入れ食い状態になり、いちどに3〜4匹掛ることも稀ではありません。食べておいしい魚ですので人気の高いサーモンです。


味は、サーモンの中では最高級、脂分が多く刺身や塩焼き、塩サケ、スモークサーモンにすると格別です。king





Pink Salmon ピンクサーモン
別名:(カラフトマス、セッパリマス、ハンピー、)
ピンクサーモン、カラフトマス、ハンピー
Guidance
●リミット 30cm以上を1日4匹まで
●寿命 2年
●サイズ 平均5ポンド
●釣期 7〜10月



日本にも生息するサーモンで、北海道の河川に溯上する。サーモンの仲間では、一番小型ですが、成長は早く2年で、60cmほどになります。プランクトンやエビを主食とし、たまに小魚も捕食するため細かい歯があります。尾びれには楕円形の細かい斑点があります。チヌークサーモン(キングサーモン)にも斑点がありますが、歯ぐきが黒くて大きな歯があるのはキングサーモン。歯ぐきが白くて、歯が細かいのはピンクサーモンです。バンクーバー島近海では、7月下旬から8月にかけて大群で回遊し群れに当たると入れ食いになります。いちどに3〜4匹と入れ食いになることも多く、大きさも手ごろなため女性や、お子様に釣らせてあげると楽しいサーモンです。

味は、サーモンの中では、上質とはいえませんが、釣りたてピンクサーモンは塩焼き刺身にすると美味しいです。保存、冷凍にするとみが柔らかくなるため燻製(スモークサーモン)にするとおいしいサーモンです。king





Chum Salmon チャムサーモン
別名:(シロ鮭、アキアジ、トキシラズ、ドッグサーモン)

Guidance
●リミット 30cm以上を1日4匹まで
●寿命 3〜5年
●サイズ 平均8ポンド
●釣期 8月〜11月



日本で最も知られているサーモンで、関東以北の川に溯上するサーモンです。大きさは4年魚で、80cm10ポンド(4.5kg)ほどでまれの5年魚90cm(10kg)も釣られることがあります。食性は、プランクトンやエビを主食とし、産卵期以外は、歯はほとんどありません。産卵期に近づくと体側に縦の薄黒い縞が現れます。また、ほかのサーモンより目玉が大きく、尾びれの付け根が細いのも特徴の一つです。カナダでは8月から回遊が始まり河川にへの遡上が終わる11月まで回遊が続きます。通常流れのない海域ではチャムサーモンは、釣ることが難しい魚のためチャムサーモンは釣れない魚と思われていますが、海流の速いキャンベルリバー周辺は、屈指のチャムサーモン釣り場で例年9月の下旬から、10月一杯チャムサーモン釣りでにぎわいます。
引きはキングサーモンにも劣らぬファイトで、地元の人たちにも人気のある釣りです。

味は、サーモンの中では、上質とはいえませんが、燻製(スモークサーモン)にするとおいしいサーモンです。メスのサーモンは、イクラの粒が大きく良質なことからイクラをとることができます。king







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